揺岳(1335.2ｍ) ２回目 2008 年 4 月 27 日（日） 晴れ
（旧分県ガイド）宮崎県五ヶ瀬町 大石峠登山口 祇園山とセット登山がいい
登山口 〜（65分）揺岳 ： 往復 約 2時間
昨日は、諸塚山と二上山に登ってきた。 今日は、その西隣にある五ケ瀬町の揺岳と祇園山に登る。この
２山は、大石峠の林道を挟んで対峙する山。登山口は同じところになっているので、セット登山を計画する
人も多い。
この２山（揺岳、祇園山）は、３年前の８月下旬に登り、雨上がりの蒸し暑い日に登った山。コース設定
は変わらないが、季節を変え、アケボノツツジとの出逢いを期待して、２回目の登山です。
大石峠までのアクセスは、西側の国道２６５の鞍岡からもあるが、東側からのコースで入った。 国道５
０３の坂本付近で、登山口への案内標識が現れ右（西）折。坂本小学校のそばを通り、集落を抜けて、道な
りに約８ｋｍ上って行くと、大石峠に到着する。そこが登山口。祇園山登山口寄りに、広い駐車場がある。
揺岳（祇園山から） 登山コース（図のクリックで拡大）
はじめに揺岳に登ろう。駐車場から東側に約１５０ｍ行ったところが、揺岳の登山口。立派に整備された
作業道を、ゆるやかに登り始める。まもなく７時。
明るい日差しは気持ちいいが、ＧＷにしては、異常な寒さを感じる今日の朝。背後の祇園山に見送られな
がら作業道を進む。 ２００ｍほど進み、三差路を鋭角的に左折して山道らしくなる。新緑に朝日があたり、
実にすがすがしい気持ちを感じる。
登山口 新緑が気持ちいい
いつの間にか杉林へと入っていく。手入れのいい杉林の中をジグザグに登り、尾根の端に上がって自然林
に変わる。低い太陽の朝日がまぶしい。小鳥たちの朝の合唱タイムで、頭上は賑やかい。
しばらくは、ゆるやかなアップダウンで、少しずつ高度を上げて行き、次第に斜度が増してくる。 両脇
のスズタケが多くなってくるが、登山道は幅広く切り開かれており、とても登りやすい。関係者の方々、あ
りがとうございます。ミツバツツジとの出逢いで、ひと息入れながらさらに登って行く。
尾根に上がる ミツバツツジで一息
尾根道のややきつい登りが続き、振り返る景色に祇園山の全容が見える。「あとから、登りますよ〜」。
息が弾みながら登り詰めると、図根点があり1218ｍの標高点。大尾根取付というところらしい。登山口から
４０分ぐらいのところ。ひとやすみ。
尾根は、左（南東）に向きを変え、フラット気味のコースになってくる。樹林の右前方に頂上が見えてき
た。 右側は植林帯だが、左側はブナなどの自然林が続き、ゆるやかなアップダウンで、気持ちのいい稜線
歩きです。
１２１８ｍピーク 気持のいい稜線歩き
少しずつ高度を上げ、東端の小ピークを越える。「もったいない下り」。と言いながら、２０ｍほど鞍部
へと下る。降り着くと、すぐに本峰の急登が始まる。１００ｍほどの直登コースは、ロープや木の根っこを
握って登って行く。
「あっ、アケボノだ」。この山でも、アケボノツツジに出逢いました。「アケボノ・シリーズ第何段かな」。
急坂だが、心も弾んで気持のいい上り坂に感じる。
フッと斜度がゆるんで、頂上に飛び出す。アケボノツツジの歓迎を受けて揺岳の頂上に到着。３等三角点
（上中原：1335.2ｍ）。８時ちょっと過ぎ。登山口から１時間少々。頂上に温度計があり、８℃を示してい
た。この時期としては、寒いはずだ。
アケボノに出逢いながら、最後の急登 揺岳の頂上
横には、大きなタムシバ？コブシの木が、白い花をいっぱい咲かせている。 東から南側が開けており
、昨日登った諸塚山や二上山が印象的に望める。 頂上尾根は、南西に向かって踏み跡があったので、
少し辿ってみたが、次第に判然としなくなったので引き返す。
頂上からの展望 二上山方向
往路を戻り、登山口が近づいてくるころには、気温もどんどん上がり、汗ばみながら降りついた。９時ち
ょっと過ぎ。往復約２時間。気持のいい稜線歩きと、急直登のコースを楽しみ、かわいい花たちにもたくさ
ん出逢いました。 このあと、この場所から、祇園山に登る。
【 群青の 空に映ゆるや 曙花 】
今日の景色は、アケボノツツジ（写真のクリックで拡大）
コース途中の高いアケボノツツジ 頂上から見た北東尾根のアケボノツツジ
今日の花たち
ヒゴスミレ ヒゴスミレ ハシリドコロ
ヤシャビシャク アケボノツツジ
