朝日長者 七不思議 2015 年 10 月 12 日（月・祝）霧雨のち晴
（伝説史蹟探勝）大分県九重町 飯田高原・千町無田周辺
青梅，青たで，殺生石，鳴川，不断鶴，音無川，念仏水
曇のち晴れ、降水確率１０％以下の予報となっている。紅葉はどうだろうか、くじゅう連山に向かった。 「ヤ、ヤッ、雨が降り出した」初しぐれか、気圧の谷や寒気の影響だろう。 県道１１号線・やまなみハイウェイを走り、飯田高原・朝日台に差しかかると、前方には霧雨に覆われた、くじゅう連山が見えてきた。「ダメか・・」
沈みがちな気持ちのまま車を走らせ、『九重やまなみ牧場』入口を過ぎた時、九州オルレ（九重・やまなみコース）で立ち寄った『朝日長者七不思議』のことを思い出した。「そうだ、“七不思議めぐり”をしてみよう」。
 
朝日台から望む千町無田（10/16撮影）（クリックで拡大） 位置図（クリックで拡大）
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飯田高原には『朝日長者伝説』があり、その長者にまつわる『朝日長者七不思議』が存在している。 去年の秋、“夢大吊橋”コースでも標識などに出会っており、いつかは、七つとも巡ってみようと思っていた伝説巡りだ。雨が降っても大丈夫。
再び『朝日長者七不思議・青梅』に立ちよった。「これだ！」。説明板に描かれた位置図などメモした。南北の方位が地形図とは合わないが、現在地から見れば判りやすい表現となっているようだ。
この『青梅』とは、クサボケのことらしいが、周辺は雑草に覆われ、クサボケなどは見当たらなかった。
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位置の略図（クリックで拡大）
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さて、どの順番で巡ればがいいのか？。 ここまで気づかないまま通り過ぎてきたが、この『青梅』を起点に、行きやすい道順で辿ってみることにした。
『七不思議』めぐりは、「青梅」「青たで」「殺生石」「鳴川」「不断鶴」「音無川」「念仏水」の七か所。それぞれの説明板には、町出身の俳人（江戸時代中期の医師、俳人）・長野馬貞が詠んだ俳句も添えられていた。
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青梅
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クサボケは見当たらない
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青たで
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タデ原湿原入口に
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殺生石
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殺生石は草に覆われていた
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鳴川
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鳴川（鳴子川）
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不断鶴
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鶴の墓標
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音無川
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実った水田と音無川
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念仏水
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ブクブクと泡も涌く念仏水
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『朝日長者七不思議』は、無事に巡り終ることができた。それぞれの、説明板を読みながら、長者の権力や威光さを垣間見たような気がする。往時の様子が偲ばれるが、今からおよそ１３００年前のこと・・。伝説の中だけにとどめておこう。
最後に立ち寄った念仏水は、こんこんと湧き出る清水と共に、ブツブツと泡が出ていた様子は印象に残った一つでもある。 車で通るときは気付かなかった伝説の名所。秋色に変わりはじめた景色を愛でながら、謎めいた七不思議巡りのドライブコースでした。
今日の花たち
  
リンドウ ヒゴタイ アキノキリンソウ
  
ツクシコゴメグサ ヤマラッキョウ ウメバチソウ
  
センブリ ジンジソウ シュウメイギク
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