桜や藤の花、サクラソウなど、今年の花ごよみは平年より一週間から十日ほど早いペースで推移している。もしかして、ミヤマキリシマも・・・？。雨上がりの、晴天に誘われながら、日出町の経塚山に向かった。
経塚山、登山では６回目かな。 車道の右側に車止めゲートがあり、目指す頂上部を見ながら草地のスロープを登り始める。「咲いているかなぁ」大きな電波塔の横を通り過ぎると右側に導かれ、草地に延びる遊歩道のコースとなる。
ほどなくＹ字路が現れ、『経塚山』の標識に従って右上へ進む。やや斜度が増しはじめるが距離は短い。 「ん？、アセビの花吹雪、いや花アラレだ」 わずかの風に、パラパラと音を立てて降りかかってくる。アセビの落花音は初めての体験。
|
取り付き点
|
右上へ
|
アセビの群落を抜けると頂上台地の一角に入っていく。「わ、咲いてる、咲いてる！」。「三分咲きかな？」
期待した以上の咲き具合となっており、ワクワク、ドキドキしながら頂上に到着。三角点はない（標高点：612ｍ）。頂上標柱の横には、大きな説明板があり、ミヤマキリシマの自生地のこと、約２０ヘクタールわたって群生し、他の群生地より約１ヵ月も早い開花などと表現していた。
|
頂上の一角
|
経塚山頂上
|
天気も良く、頂上からの展望もほぼ３６０度の大パノラマ。ミヤマキリシマに浮かぶ、別府湾や高崎山、別府市街地から鶴見岳・由布岳へと・・、北は八面山や宇佐地方の山並みも望める。
|
経塚山のミヤマキリシマ（クリックで拡大）
|
鶴見岳と由布岳（クリックで拡大）
|
県北の山々（クリックで拡大）
|
七つ石山など（クリックで拡大）
|
４月のミヤマキリシマ！ とにかく早い開花に出逢う事ができました。 美しく咲いている株を主体に写してみたが、全体では三分咲き？ ぐらいかな。虫害もないようです。ツボミも多く着いており、このあとしばらくは楽しめることでしょう。
|
