権現山（401.9m） 2007 年 1 月 5 日（金） くもり
（熊本県の山）天草市 天草最南端にある山
駐車場・登山口〜（5分）展望台〜（10分）権現山〜
〜（5分）久玉権現様〜（5分）展望台〜（5分）登山口： 周回 約 40分
昨日は、天草上島の蕗岳・白岳に登ってきた。 今日は、天草下島の山をいくつか登る予定で、まず南端
の権現山へ。権現山は牛深の北方にある山で、権現様などが祀られ信仰の山、海の守り神として知られてい
るらしい。
国道２６６号線を南下し 牛深の手前、久玉から上揚集落へと右折すると、すぐ権現山への標柱があり、右
側のコンクリート道へと進む。集落を抜けポンカン園を見ながら、カーブを繰り返して上っていく。 途中の
分岐で、ちょっと迷いそうになるが、幅広い上向きを選べばよさそうだ。それにしても、狭くてカーブが多く、
気の抜けない運転の連続となる。
権現山（魚貫から） 登山コース（図のクリックで拡大）
先の国道から約３ｋｍ後、尾根に上がって魚貫コースの車道と出会う。右に向きを変え、さらに６００ｍほ
ど進むと終点の権現山公園・駐車場に着き、登山口。
ここまで上がってくると、もう頂上の一角。登山口には、『権現山』の大きな説明板や案内板がある。案内
に従い遊歩道的な丸太階段を登っていく。８時１０分。すぐに、左側に鳥居が現れ魚貫権現様。西側のふもと
にある魚貫集落の権現様だ。
登山口 魚貫権現様
魚貫権現様にお参りして遊歩道に戻り、さらに登るとコンクリートの大きな展望台に着く。展望は帰りに楽
しむことにして、山頂へは左の尾根道へと進む。 距離は短いけど、ちょっとした急坂を登っていく。
カシやシイの茂る原生林を見ながら登っていく。展望台までのコースに比べると、やや荒れ気味になってき
た。「こっちのコースへは、登ってこないのかなぁ」。林床に赤い実のヤブコウジなどが愛嬌。
尾根コースで山頂へ 原生林を登る
斜度がゆるやかになって、頂上の広場に到着。雑草の中にベンチや野外卓があるが、かなり荒れ気味。「さ
て、頂上はどこかな」。雑草だらけでどこが頂上か分からない。保戸島の遠見山頂上を思い出す。
遊歩道から左に分かれて、弱い踏み跡を探しながらたどると、狭い切り開きにポツンと１等三角点があり、
権現山の頂上。駐車場から１５分ぐらい。 ブッシュなどに覆われて、展望はない。
権現山の頂上
遊歩道に戻り、広場から東側を急激に下る。防護柵もある階段を注意深く下ると、平坦路に出合う。左に少
し進むと、久玉権現様。東側のふもとにある久玉集落の権現様ということになる。
久玉権現様にお参りしたら、引き返して、遊歩道をフラット気味に南に向かい周回コースへ。とたんに道は
きれいに手入れされている。権現様までの参道コースは参る人も多く、手入れが行き届いているのだろう。途
中に大きなシイの老木が目立つ一角があり、『権現山の夫婦椎』の説明板も立っている。
久玉権現様 夫婦椎の前
一周して、展望台まで戻ってきた。階段を上がると南方向の展望が得られ、久玉浦が足元に広がって見える。
のどかな新春の海がどこまでも続く。
展望台からの眺め（久玉浦方向）
先ほど登ってきた遊歩道を下る。 山頂へ行く人は、少ないのだろうか。特に三角点にこだわる人は。と思
いつつ、駐車場に到着。周回コースで約４０分。
駐車場からの下山は、魚貫集落へと降りてみた。こっちのほうが道幅も広く、安心して運転ができる。駐車
場から魚貫集落まで約４ｋｍ。 このあと、北に帰りながら、頭岳に登ろう。
【 見下ろせる八代海や冬うらら 】
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