あきばさん
　　　　秋葉山（295.2m）　　　　　　2008 年 10 月 18 日（土）　晴れ

　　　（かくれ名山：261山目）臼杵市野津町にある山　（参考資料：大分合同新聞　2008,7,3）

　　　　　　　　　　　集落入口・登山開始〜（30分）林道峠・登山口〜（10分）秋葉山〜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〜（10分）秋葉社〜（20分）集落入口　：　行程　約 1 時間 30 分


　体調の様子を見ながら、手軽な かくれ名山 に登ることにした。 近場の山で、豊後大野市犬飼町と臼杵市
野津町にまたがる２山の秋葉山と大峠山。はじめに、秋葉山。　同じ名前の秋葉山は三重町にもあるが、関
連があるのだろうか。

　国道５７号バイパスで犬飼ＩＣを降り、下津尾交差点から国道３２６号へ進む。約４ｋｍ後、大宮橋手前
の三差路で 『野津・秋山』の標識に従って左折。道なりに進み、約２ｋｍ後のＴ字路で『南長小野・石上』
を見て左折。約１ｋｍ後、『南長小野』のバス停を過ぎた直後の左分岐が登山道への集落入口。さらに車で
行けそうだが、狭い林道と距離を考えると、ここから歩いた方がよさそうだ。おだやかな秋日和は、里道歩
きもいいだろう。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　秋葉山（集落入口から）　　　　　　　　　　　　　登山コース（図のクリックで拡大）


　集落の入口から舗装路を、ゆるやかに登り始める。９時３０分。車道の両側には、きれいなコスモスが咲
いており、集落の方々が植えられたのでしょう。今が見ごろの歓迎コスモスロードです。高台へと上がると
左前方に これから登る秋葉山が見えてきた。

　集落の方々と挨拶を交わしながら、お花の植えられた里道を通り抜ける。　最後の民家を過ぎるあたりで
小さな犬が吠えながら近寄ってきた。「よし、よし、そんなに吠えても、怖くないよ」。テリア系の小型犬。
顎をなでたら、喜んでついてきた。　集落を外れると、斜度が増し始める。


　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　集落の入口（登山開始）　　　　　　　　　　　　　　　　　集落を抜ける


　墓地が現れるあたりから未舗装路に変わり、いかにも林道らしい道になってくる。やがて尾根筋に上がる
と、斜度はゆるやかになって、明るい林道歩きに変わってくる。「どこまでついてくるのかな」。例の小犬
が、この道は任せろというように先導していく。

　路面には雑草が多くなり、路肩との区別も判りにくくなってきた。「車で来なくて良かったね」。　雑草
の背丈に、犬も歩きにくくなってきたのか、そっと向きを変えて戻って行った。１５分ほどの先導をありが
とう。

　次第に照葉樹が覆うようになり、路面の雑草はなくなる。　やがて左カーブの右側に小スペースが現れる。
「これかな？、資料の駐車スペースは」。ここまで約２０分。あらためて登山開始と言うより、さらに林道
を歩き続ける。


　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　林道をなだらかに　　　　　　　　　　　　　　　　　資料の駐車スペース？


　明るい樹林帯の林道は、登るに連れて道幅は広くなってくる。　ゆるやかな上り坂は、かすかな秋風が梢
を揺らし、とても気持がいい。　やがて林道は峠状になり、右側の斜面にオレンジの登山口標識が現れた。
歩き始めから約３０分。

　あらためて登山口から照葉樹の森に入り、目印テープのコースは、踏み跡もはっきりしている。「落葉で
ふかふかだぁ」。足の感触もいい。左上に尾根を見ながら、ゆるやかに登って行く。


　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　あらためて登山口　　　　　　　　　　　　　　　　ふかふか落葉を踏みながら


　ゆるやかな登りで尾根に上がり、フラット気味に照葉樹林を進む。「キノコが多いね」。毒キノコとの区
別もつかないが、ちょっと触って見る。　ほどなくパッと明るい広場状のところに出た。（大きな木がひっ
くり返り、根っこの跡が広場状になっていた。）

　再度樹林に入り、わずかの登りで　秋葉山の頂上に到着。２等三角点（笹輪：295.2ｍ）。１０時１０分。
登山口から１０分弱。歩き始めから約４０分。　樹林に囲まれて、展望は得られない。木陰にひっそりと石
祠がありました。


　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　尾根道をフラット気味に　　　　　　　　　　　　　　　　　秋葉山の頂上


秋葉社へ

　資料のように、秋葉社にも寄ってみよう。　頂上から戻り、林道をさらに１分ほど歩くと終点広場に到着。
　広場の最奥から、明るい照葉樹の森に取り付き、斜度が増しながら木段を登って行く。

　数分の登りで、明るい広場に鳥居が見えてきた。　カヤの繁茂した広場奥に、石祠の秋葉社がありました。
ここからの展望も得られない。　登ってきたコースと直角の北西方向に踏み跡らしいのがあったが、以前の
参道だろうか。


　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　木段を登る　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　秋葉社


　往路の林道を下り、集落を経て車に到着。１１時ちょっと過ぎ。行程は、約１時間３０分。小犬に先導さ
れて、草花を探しながら、のどかな林道歩きが楽しかった。　里の人たちは、秋の取り入れが忙しそうでし
た。　このあと、近くの大峠山に登ろう。

【 秋桜の かすかに揺れて 里の道 】

　　　　今日の花たち

　　　　　　　　　　 　　　 　
　　　　　　　　　　　　　　ヒキオコシ　　　　　　　　　　コウヤボウキ　　　　　　　　　シラヤマギク