（九州百名山：№20）長崎県北部にある山 大村市黒木から登る
黒木・登山口～（1時間50分）つげ尾 ～（30分）経ガ岳～
～（１時間）中山越～ ここまで 3時間 50分 → 多良岳へ向かう
昨日は、川棚町の虚空蔵山に登った。今日は、大村市の黒木から経ガ岳に登って、余裕があれば多良岳ま
で縦走したい。 国道４４４の県境付近から東に分岐して、最奥が黒木集落で登山口。駐車場は左カーブを曲
がった上にある。山の姿は、帰りのコースで撮った午後の姿。
経ガ岳（八丁谷林道から）
さて、どんな山かな、何に遭えるかな。期待が膨らむ。天気は秋晴れで心配ない。カーブのところから、つ
げ尾コースの指導標にしたがって、里道を歩き始める。７時１０分。民家の傍を通り、棚田の脇を登るあたり
で、前方上方向にピラミッドのような鋭鋒が見えてきた。「あれだな、すごい山だ」。「登れるかしら？」。
おおいに、登頂意欲をそそる。
黒木・登山口 前方に経ガ岳
歩き始めて１５分ぐらいで棚田を登りつめ、右の雑木林に入ると山道らしくなる。ほどなく、沢を２回ほど
渉ってゆるやかな上り坂。大払谷コースでハチ退治した旨の注意書きがあった。１１月１日のこと、ありがと
うございました。雑木林には自生のサザンカが多く、白い大きな花が次々と目に付く。このあたりは気持ちの
いい自然林の登り。
次第に勾配がきつくなり、石の多いガレ沢へと変わっていく。段差や浮石で、これは登りにくい。捻挫や骨
折に気をつけなければならない。警察のレスキューポイントの札も要所ごとに付けられており納得。また、消
防関係の注意書も次々とコース案内に役立っている。ガレ沢の長い登りが続き、急傾斜できついところ。汗も
かいて来た。きれいに染まった紅葉が、ひとやすみを促す。
自然林の登り ガレ沢の登り
ガレ沢の源頭部から、やや左に巻きながら自然林の急斜面を登り詰めると県境の稜線に出て、つげ尾と呼ば
れるところに着く。つげの木が多いのかな？ ここまで、約１時間５０分。
資料と案内標で確かめて右（東）に向きを変え、多良山系の主縦走路に乗る。左は佐賀、右は長崎県の県境
尾根の登り。ゆるやかな登りから、次第にきつい登りに変わり、尾根の肩に上がりつくと、見事な紅葉が出迎
えてくれる。「わ～、おみごと。きれいだ～」。秋の柔らかな日差しが、赤や黄色に色づいた葉を透して尾根
道に降り注いでいる。最高の気分。
つげ尾 尾根の肩（紅葉が見事）
稜線の樹間から、まわりの景色も覗けて、ずいぶん高いところを登っている感じを受ける。ヤセ尾根の急坂
は続き、岩や木につかまりながら登るところもあり、コースの変化を楽しみながらよじ登ると、ひょいと頂上
に出た。９時４０分。登山口から約２時間半を要した。
経ガ岳の頂上
１等三角点だけあって、見晴らしは最高にすばらしい。近くでは、五家原岳やこれから登る多良岳。 遠く
雲仙岳も望める。 立派な頂上標柱は、昨日(１１／３)建てられたばかりで、まだ木の香りも漂う新顔。ＨＰ
では最初の紹介になると思います。
下りは、多良岳への縦走路を降りる。 北東方向に延びた岩尾根を足元に注意しながら、どんどんと下って
いく。１５分ぐらいで平谷越の鞍部に着き、右向きにＶターン。先ほどの頂上を右上に見ながら、樹林帯をト
ラバース気味に南東尾根に向かう。獣道などもあって、混乱するところもあるが、踏み跡を忠実にたどる。尾
根に乗って急勾配の下りが続いたあと、フラットになって中山越の鞍部に着く。頂上から１時間ぐらいのとこ
ろで、休憩ポイント。
平谷越 中山越
中山越は十字路の峠となっており、右（南）の八丁谷コースを降りれば、登山口の黒木に下山できる。ちょ
うど、八丁谷からひとりの男性が登ってきて、経ガ岳へ向うと言っていた。
ガイドブックの経ガ岳の資料はここで終わっているので、私もここで終わる。 ここまで、登山口から４時
間弱。 これから向かう多良岳は、別ファイルに変わる。
【 紅葉の 木漏れ日淡く 尾根を行く 】
紅葉と黄葉
紅葉 黄葉
今日の花たち
フユイチゴ サザンカ ムラサキシキブの実
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