（かくれ名山：125山目）前津江村の西部、福岡県境にある山
奥日田スーパー林道・登山口～（30分）熊渡山 往復 ： １ 時間 10分
朝起きたら雨が降っている。天気の情報では、北部西部から次第に晴れてくる予報なので、前津江のかく
れ名山程度なら行けるかな。奥日田スーパー林道沿いに熊渡山と大河内山がある。
水分峠を越えるあたりから雨は止んで来た。国道２１０で、日田市のサッポロビールの工場を左にやり過
ごし、短いトンネルを抜けてほどなく、スーパー林道の標識があり県道１０６に入る。県道は約７.５ｋｍの
三春野集落で、スーパー林道に変わる。カーブが多いが、幅広い舗装道路で、車も少なく快適な山間道路。
林道の起点から６.６㎞で、左側に広い駐車場が現れる。ここは、この後に登る大河内山の登山口。そのま
ま見過ごして２.７㎞行くと一石峠。さらに約２ｋｍで両側に石垣のある掘割状のところが熊渡山の登山口。
熊渡山（S林道から） 登山口
平成８年の資料を見ながら登るので、かなり状況は変わっているかもしれない。駐車スペースから５０m
ほど戻って、石垣のなくなったところに目印テープの木があった。スーパー林道を左下に見ながら、ヤブの
スロープを登り始める。「オッと、杉の倒木だ。踏み越えるしかないかな」やはり、荒れている。３分ほど
でヤブ抜けとなっているが、かなり苦労して北東尾根に乗った。しかし、植林帯の林床は荒れており、依然
としてヤブコギは続く。２０分ほどで第１ピークに着き、やや右に向きが変わる。
雨上がりの自然林を掻き分けて登ると、しずくで全身がビッショリになり、雨降りと同じだ。第２ピーク
は、ゆるやかなアップダウンで通り過ぎたのか、ヤブコギに夢中で気が付かなかったのか。勾配がゆるくな
ってヒョイと、頂上についた。２等三角点。安武標柱と他に２本ほど。登り始めて、およそ３０分間の全コ
ースはヤブコギで、資料のイメージより難儀した。樹林に囲まれて眺望は得られない。
ヤブコギの登山道 熊渡山の頂上
【 冬枯れの ヤブを掻き分け 三角点 】
熊はどこを渡ったのか・・。くだりも、ヤブに苦労して、往復１時間１０分。このあと、セットで紹介さ
れている大河内山にも登ろう。
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