前障子岩（1409m）　2003 年 10 月 25 日（土）　快晴
　　　（九州百名山：��41 大障子岩の枠）祖母山系・障子尾根

　　　　　　　　　　　健男神社・登山口 〜（160分）尾根：[地籍図根三角点]〜（70分）前障子岩〜
　　　　　　　　　　　　　　〜[黒岩山？（ロス20分）]（180分）登山口　　：行程　 8 時間ちょうど



　大障子岩に、去年10月中旬に登ったときの紅葉が良かったので、今年は前障子岩に登ろう。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　


　登山口は、緒方町上畑・健男神社から登る。７時２０分。コンクリートの急坂を上って行くと民家があ
り、のどかな秋の風景です。珍しい四季桜の木があって、チラホラと一部咲きぐらいでした。ここで登山
届に記帳。

　民家を抜けて登山道に入る。幾つか分岐があるが、判り易い指導標があるので助かる。沢に懸けられた
木橋を渡って本格的に山道になった。


　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　登山口　　　　　　　　　　　　　　　　　　沢を渡って山道に


　しばらくは、杉の植林帯の急坂を登って行く。いきなりの急坂に、まだ、体がなじんでないので、かな
りきびしく感じる。登り始めて１時間ぐらいで、沢の源流？に着いて小休止。数分行ったところでまた沢
にここの方が広々として、休憩ポイントとしては良かったけれど。
　沢を渡って、原生林らしくなってきた。尾根らしいところに取り付き、緩急を繰り返して上りの連続。
自然林の中に、樹齢？百年の大木や木肌の美しいヒメシャラの木が目立ってきて、祖母山系に来ている実
感を感じる。シカの鳴声も聞こえてくる。標高が1000mを超える辺りから、紅葉が目立ってくる。

　小ピークを越え、黒岩山の頂上を右にして、南側を巻き、尾根に上がると突然視界が開けてくる。標柱
があって、地籍図根三角点とある。南北の景色が素晴らしく、くじゅう連山までも見えて休憩を促される。
１０時ちょうど。


　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　大自然林を行く　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　尾根に上がると絶景


　稜線の岩稜を左右に巻きながら尾根を行き、正面に前障子の姿が見えてくる。急登に取り付くとロープ
場や３点確保で厳しい上りもあるが、辺りの紅葉が気を紛らしてくれる。

　ひょいと、正面に大岩と正対するところに来た。案内票があり、「前障子は岩登り、大障子は左へ」と
ある。「これか！」としばし唖然。　参考に持ってきたネットの人の資料では、ここの事を「目の前の岩
峰は、眺めるだけです。登れますが下れません。落ちるとあの世です」と結んで引き返している。

　やっぱり、前障子はこれを上らないと行けないのだ。ジーと見つめてイメージを作り「ヨッシャいける。
だいじょうぶ。」と取り付く。


　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　ロープ場も　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　この岩をクリアしないと


　慎重に慎重に一手一足と進めて登り終える。「下りの方が大変だけど」と。

　あとは数分で頂上。１１時１０分。駐車場から３時間５０分かかった。快晴に恵まれて、スバラシイ景
色が広がる。南西岸壁の上から見る大障子と続く祖母山の景色が好きだ。出来れば、大障子岩まで縦走し
たいけれど、時間的にムリ。


　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　前障子岩の頂上　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　大障子岩と祖母山


　くだりは、１２時出発。岩峰は丁寧に慎重に降りて「ホッ」。資料なしで、途中の黒岩山頂上へトライ
してみたが、岩とブッシュに阻まれてルート？が判らなくなり断念（ロス２０分）。急坂は滑らないよう
に転ばないように・・無事に、駐車場に着いた。１５時２０分。８時間ちょうどを楽しみました。

　【 秋晴れは 岩を越えてぞ 前障子 】　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　トップページへ戻る