はちめんざん
八面山（659.4m）４回目 2013 年 10 月 23 日（水）霧・雨
（大分百山など）大分県中津市三光町 頂上部の 箭山神社、北峰、小池などを散策
またまた台風がやってきた。今年は台風の当たり年とでもいうように、台風２７号と２８号が南の海上から脅かしている。天気図の秋雨前線とも影響し合って、傘マークが並んでいる。比較的降水確率の低い県北部なら、ということで八面山を計画した。季節の花たちとの出逢いも期待しながら・・。
中津市に入り、国道１０号線（中津バイパス）を走っていくと、旧三光村と接する付近に『八面山交差点』が現れる。左折し、前方には目指す八面山が見えてくるはずだが・・、すっぽりと雲に覆われている。「う〜ん、登れるかな？。ま、行ってみよう」。
その後も、標識等に従いながら進み、八面山平和公園を過ぎるとカーブの多い坂道に変わってくる。「ん？、霧が出てきた」。と言うよりも、雲の中に入ったというべきだろう。視界は２０ｍ前後。
 
八面山・北峰付近 案内図（クリック拡大）
先の１０号線分岐から約６．５ｋｍ後、登山口の標識が現れた。横には、『八面山散策コース』の案内板があり、南北が逆になっているが方向的には理解しやすい。前回（2008年12月）は、ここから登った。「この天気では・・」。雨と霧で、登山意欲は消沈気味。
「もう少し行ってみよう」。車道をさらに進み、頂上台地に上がって行く。霧はますます濃くなり視界は１０ｍ以下だろう。運転も大変だ。 ようやくと言う感じで北峰近くまで辿りつき、箭山神社前の駐車場に到着した。 「先ずは、お参りしておこう」。車道を横切り、鳥居をくぐると５０ｍほどで箭山神社に到着。
 
鳥居をくぐり 箭山神社
神社の左脇から、北峰に向かう遊歩道があるが、雨なので車道を登ることにした。３分ほどで斜度がゆるみ、ふわ〜っと電波塔群が現れた。直前の右側に『八面山の景』の案内標があり、遊歩道的な石段がある。「行ってみよう」。
すぐに岩上に飛び出し『天空の道』や『八面山園地』などの看板や、ベンチなどが置かれていた。「ずいぶん変わってる」。以前の印象よりも、ずいぶん整備されているようだった。
晴れていれば、中津平野を中心に大展望が得られるはずだが、この霧では何も見えない。その横、目立たないところにポツンと三角点柱があった。北峰の頂上。四等三角点（大池：512.3ｍ）。
 
車道終点・電波塔群 石段を登り
 
展望所 足元に三角点
「本峰まで行ってみよう」。 車道を１ｋｍほど戻って、Ｔ字分岐を左（南）に約５００ｍ進み、上り詰める直前の右カーブが、山頂探訪コースの起点。駐車スペースもある。ここにも『八面山散策コース』の案内板があり、まわりの様子を確かめる。それにしても霧が濃い。
周回コースなので、どちらから登っても構わないが、左から小池コースで登ってみることにした。案内標に従い、整備された遊歩道をゆるやかに登り始める。すぐにアマチュア無線局のある小ピークを越え、ズンズンと下りはじめる。やがて丸太階段が現れ、かなりの急坂下りとなってきた。
「小池だ！」。濃い霧の中、右下に白っぽい湖面が見えてきた。「よいしょ」で、堤防に降り着いた。「う〜ん。雰囲気が違う？」。前回のイメージより、かなり違って見えるが、濃霧の所為だろう。ひとやすみ。
 
小池コースへ 遊歩道を歩き始める
 
小池のほとり 小池
「ここまでだ」。依然として霧は深く、雨脚も強くなってきた。この先、３０分ほどで頂上まで行けそうだが（これまで３回登っており）、ここで取り止めることにした。
今回は、悪天候を覚悟しながら八面山に来たものの、予想外の濃霧にも遭い、苦難を強いられた。 ５年前に比べ、ずいぶん整備された気配もあり、もう一度、リトライしてもと思いつつ八面山に別れを告げた。 下山後、周辺地で花散策し、いくつか、馴染みの花たちとも出逢えました。貴重なイヌセンブリにも出逢ったが、雨に打たれた花姿は、少しかわいそうだった。
【 また一歩秋の深まる今日の霧 】
八面山の花たち
  
センブリ アキノキリンソウ サンキライ
下山後・中津市で出逢った花たち
  
ナガボノシロワレモコウ ナガボノアカワレモコウ イヌセンブリ（クリック拡大）
  
オニバス ノタヌキモ ミミカキグサ
  
ホシクサ ウォーターバコパ ヒツジグサ
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