稲星山（1744m）２回目 2003 年 2 月 9 日（日） 霧～快晴
（大分百山：№5）くじゅう連山
大曲登山口 ～（70分）すがもり越～北千里浜～（70分）久住分れ～（20分）御池～（50分）稲星山～
～（80分）久住分れ～北千里浜～すがもり越（100分）大曲登山口 ： 行程 7 時間 30 分
稲星山は、南側の久住町沢水から登るのが一般的（前回：13,9,23）だが、雪の北千里浜、凍った御池も見
たいので、大曲（長者原と牧の戸の中間点）から登る事にした。
稲星山（久住山との鞍部から）
前日の雨は、くじゅう山の雪まで解かしてないだろう = 銀世界をイメージして、朝６時に家を出た。途中
の道路脇の解け具合に、多少期待感がぐらつきながら、大曲り登山口に着いた。
あたりは濃い霧に覆われて、どうしょうかと思案しながら様子待ち。
「たぶん晴れるでしょう」と一組が登っていった。その後から来た組は、「せっかく来たから」と準備を始
めた。
予報では晴に向かうはず。 「よっしゃ！登ろう。」 雪山装備をして、８時ちょうどに入山。沢を渡って、
山道に掛かる。雪は、それほど多くないが、あたりの霧が気になる。
大曲から山道に取り付いて
しばらく登ると、コンクリの硫黄山道路に合流し、そのあと長者原からのコースとも合流する。コンクリ
道が終わり、すがもり越にかかる所でアイゼンを着ける。岩の多い坂道を登り、すがもり越には、９時１０
分到着。すこし晴れ間が見えてきた。期待に反して雪はほとんど無い。
ちょっと下って、ほぼ平地の北千里浜を西に行く。辺りはすっかり晴れてきた。快晴で生暖かい。 右手
に硫黄山の噴気と不気味な音が静寂を壊す。
北千里浜 硫黄山のふもと
久住分れへの急登にかかる。ここは、日当たりが悪いので雪は多く残っている。喘ぎ登って久住分れに着
いた、１０時２０分。予想外に暑いので衣類の調整。主要幹線はいつ来ても、登山者が多いのに感心する。
由布、阿蘇などが雲海に浮かんで幻想的。
雲海に由布岳 阿蘇山も
久住山を右手に見過ごし、空池を右下に覗き過ぎ、御池に、１０時４０分 着いた。氷はどうなっているか。
今日の一つの目的である、氷上渡りは出来るかだろうか。
よくみると、氷の上に水（前日の雨）が溜まってその表面に薄氷が張ってストックで簡単に割れる。残念。
池縁の氷上を注意深く歩いて「渡ったつもり」、気持ちを慰める。
御池と天狗ケ城
二つ目の目的の稲星山へは、「池の小屋」を越えて行く。 小屋の横でアイゼンをはずし、東千里浜へ降り
る。降りつく手前で吹き溜まりがあり、ズボッと膝まで雪にはまる。 そして左足も、なかなか進めなくな
る。それを５～６分ほど楽しんで通り抜けた。
分岐点から右へ、緩やかな北斜面を登り稲星山。１１時４０分 到着。快晴で３６０度のパノラマを堪能。
遠く雲仙も見える。ここで昼食。前後して何人かが登ってくる。それにしても雪が少ないのには残念でなら
ない。
稲星山に向かう 稲星山の頂上
１２時２０分。 稲星山を後にして、西斜面を下り、南登山道と合流し、久住分れへのトラバースのコース
を取る。コースは弱く踏み跡は雪上にひとり？分・・途中で無くなっている。まわりが見えるから何とかな
るだろう。
膝までの吹き溜まりは、何とか通り抜けたが、 久住山と空池の間の道では、左上からの雪渓で、さらに深
い吹き溜まりとなって、股（長い足いっぱい）まで埋まり、膝が曲がらないので次の行動もままならず、悪
戦苦闘が続く。その様子は周りからも良く見えていると思う。= 遭難ではありません。楽しんでいるのです。
やっと抜けて、久住分れに、１３時４０分。北千里浜への下りはアイゼンを着けて降り、すっかり弛んだ北
千里浜はベチョベチョで歩き辛い。
すがもり越 １４時３０分 で、おやつと休憩。登山口の大曲りに１５時３０分。 無事下山。 合計７時間
３０分。 おもしろかった。
３回目（2004.10.24）の登山記はこちら ⇒ 稲星山-3
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