かざしやま
風師山(362.2m) 2007 年 11 月 3 日(土) 晴れ
(旧九州百名山,分県ガイド
福岡県の山)企救山地 北九州市門司区
駐車場・登山口 〜(15分)風頭岩峰 〜(5分)風師山〜
〜(5分)南峰〜(20分)登山口 : 往復 約 1 時間
小倉に用件があって、短時間で登れそうな風師山に登ることにした。 北九州市門司区にある風師山は、
企救山地に属し北九州国定公園に含まれている山。
J R門司港駅付近の税務署前交差点から南に分岐して、清滝公園などを経て約3.2km上っていくと車
道は終点となり、駐車場のある登山口。
風師山(風頭岩峰から) 登山コース(図のクリックで拡大)
駐車場の東側に大きな案内板があり、企救自然歩道と書かれた風師山への登山口。 簡単なコースとい
うことで、カメラひとつを肩にかけて、コンクリート歩道をゆるやかに歩き始める。10時20分。風も
なく穏やかに晴れた秋日和。
すぐに車止めの小ピークに達し、横の『風師山登山道』の石碑を見て、丸木段下っていくと前方に3つ
の峰が見える。「あれだな」。南峰、風師山、風頭岩峰が並んでいる。 背の低い自然林の中、登山道は
遊歩道的に整備されており、秋晴れの散策には快適なコースです。都会地の中にある山らしく、右下から
港や街並みの音が聞こえてくる。丸木段も混じるが、ゆるやかな登りが続く。
登山口 ゆるやかな登り
ゆるやかに登り詰めると無線局のある小広場に着き、日溜まりの中に可憐な野菊が咲いていた。その先
のY字分岐に案内標があり、右へと進み、岩間を抜けて登ると風頭岩峰に飛び出す。標高360m。登山口か
ら約15分。「お〜、絶景だ。すばらしい〜」。
絶好の秋晴れに恵まれ、関門海峡が一望に見渡せられる。眼下には巌流島や関門橋も印象的だ。その先、
下関から山口県の山々まで見える。 そこに、バードウォッチングの3人がおり、景色の説明をしていた
だいた。しばし、時が経つのを忘れながら絶景を楽しむ。
Y字分岐を右に 風頭岩峰から展望を楽しむ
左前方には、大きな反射板のある風師山が見えている。「行こうか」。 分岐まで戻り、南東方向に下
り坂。 鞍部を経て登り返せば、ひと登りで草台地の風師山に到着。2等三角点(風頭山:362.2m)。
風頭岩峰から約5分。
大きな反射板以外は何もなく、広い草台地のまわりには小灌木があり、風頭岩峰に比べて展望は弱い。
風師山の頂上
「もうひとつ、南峰へ行こう」。さらに南東へと向かい、尾根道を下る。このあたりから道幅は少し狭く
なってくる。樹林からメジロの鳴き声が聞こえてきた。「もう、その季節か」。自然界の生物は、季節変
化を着実に教えてくれる。
足もとの野菊も咲き、ゆるやかな登り返しで、NHKのアンテナが立つ南峰(標高360m)に到着。 草む
らに補点柱がかくれていた。風師山から約5分。展望は得られない。もう少し先まで行き、下り始めると
左前方(南東)に周防灘が見下ろせ、北九州空港が洋上に浮かんで見えた。
次は南峰へ 南峰
この先、矢筈岳へのコースが延びているが、時間の都合で今日はここまで。 往路を戻り、降り着いて
11時30分。往復1時間少々。短時間コースだが、展望が主体の山なので、時間はそれ次第ということ
でしょう。
秋晴れのファミリーコースを、ゆるやかなアップダウンで、ほぼ同じ高さの3峰に登り、大展望を楽し
みました。コース途中では、次々と散策の人たちが訪れていました。 明日は、福智山に登ろう。
【 往にし方の 巌流島や 今日の秋 】
今日の景色(風頭岩峰からの眺め)
巌流島 関門橋
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