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  ごうしやま                         2011 5 19 日(木)晴れ
 合使山918.1m
 (かくれ名山:326山目)大分県中津市山国町(資料:大分合同新聞 2007,4,19


 合使山は、去年7月 梅雨の晴れ間に計画し はるばると現地に向かった。 しかし、荒れ気味の林道に『通行止』の看板があり、登山を断念した山。 梅雨の季節も間近になり、リベンジを思いついた。今回は、時間を気にせず、林道が『通行止』だったら、歩くつもりで計画した。

 中津市山国町から、『英彦山』や『野峠』の標識に従って国道496号線に分岐し、山国川に沿って『魔林峡』や『猿飛千壺峡』など、観光地を見ながら北上していく。先の国道分岐から約13km後『広渡橋』を渡った直後の三差路を右折し『合使橋』を渡る。

 道は狭くなり、約800m後『合使山林道』の標識が現れ直進する。 さらに約400m後のY字分岐は、直進気味の左下へ進む。未舗装部分も現れながら林道らしく上がって行き、先の林道標柱から約1.5km後、古いゲートを通過する。

 さらに約200m後、大きな右カーブに差し掛かったのところに『通行止』の看板が現れた。「去年と同じだ。ここから歩こう」駐車スペースは充分にある。 


          
          合使山(林道の途中で)                 登山コース(クリック拡大)


      林道駐車地〜(40分)登山口〜(45分)合使山 : 往復
      往復 : 歩行距離 4.2km,累積標高差 ±330m,行動時間 2 時間 30


 今日は、天気も良く時間の心配もない。地形図や資料などから推測すれば、登山口まで2km弱の道のりだろう。
 靴紐を締めていると、遠くからシカの鳴き声が聞こえてきた。いかにも深い山奥に入っているという感じで支度を整え、ゆるやかに林道を歩き始める。9時20分。未舗装路だが、道幅は広く路面は安定している。「どこが、通行止だろうか?」

 カーブを繰り返しながら、少しずつ登って行く。「あっ、あの山かな」谷間の前方にそれらしいピークが、ちらっと見えるところがある。 20分ほどで地形図の林道が細くなる地点を通過し、カーブの右側に造林小屋が現れる。


          
          林道の途中からスタート                   造林小屋を右に見て


 さらに林道を登って行き、新しい砂防ダムを左に見て掘割状の峠を越える。左に小さな溜池があり、次の掘割を過ぎた直後の左側が、資料の登山口。「車で来れたョ」ここまで、通行止に相当するところはなかった。林道歩きは約40分だったが、草花との出逢いもあり気持ちのいい散策路だった。

「さて、どうやって取り付こうか?」毎度のことながら、かくれ名山の登山口は難儀なところが多い。目印テープを横目に、手がかり足がかりを探ることから始まる。「ここから登ってみよう」急坂斜面に進み、這いつくばるようにして登り始める。まもなく10時。

 いきなりの急坂だが、小幹に手が届けば調子も出始め、次の足場と手がかりも順調になってきた。しかし、荒れた急坂だ。3分ほどで小尾根に上がり右向きに変わる。


          
             登山口は急坂                      小尾根に上がった


 尾根筋のコースになったが踏み跡はなく、次のテープを探しながら辿ることになる。「こっちの方が、いいかな」伐採木が散乱しており、歩きやすいところを登って行く。このあたりの斜度はゆるいが進みにくい。

 ほどなく左側に崩壊地が現れ、その縁に沿って登って行く。 「わぁ、ヤマシャクヤクだ。咲き終わっているが・・」誰にも知られず、ひっそりと咲いていたのだろう。 まわりは植林帯になり、急坂になってきた。「これは、けもの道?」ジグザグ登りに使わせてもらおう。やがて次の尾根に上がり、ここも右向きに。



          
            左側は崩壊地                       植林帯の急坂


 左側に自然林が現れ、植林との境を登って行くようになり、幅広い尾根筋のコースは、そのままの急坂がさらに上に延びている。「ヨイショ、よいしょ」いつの間にか右側も自然林になり、カシの木などの小幹を握りながら照葉樹林を登っている。 「ふ〜、着いた」息が弾みながら、小ピークに上がり着いた。地形図では、尾根の肩のようになっているところ。

 眼前の急坂を左から巻き上がると斜度はゆるみ、馬ノ背状のはっきりとした尾根道になる。「お〜、気持ちがいい」歩きながら呼吸を整え、手足もリラックスモードで行ける。「ん、もう終わり?」ほんの1分ほどの出来事だった。


          
          小ピークに上がり着いた                  気持ちのいい尾根道


 すぐまた急坂になり、厳しい登りはこれでもかという感じで、足元はザレ気味になり踏ん張りが効かない。小幹に頼ることが多くなり、足よりも腕が活躍する場面が続く。真上に登って行くというような感じで登りつめ、フッと斜度がゆるんだところに、三角点柱があり、合使山の頂上に到着。国土地理院の旗も残っており、新設されたばかりの四等三角点(合使山:918.1m)。

 山の最高点は、もう少し南西に在り、三角点より5mぐらい高いかな。資料の山高は、三角点のなかった頃で925mとなっている。10時45分。登山口から約45分。 林道の歩き始めからは、余分なロスタイムもあるが約1時間25分。気温19℃は、かなりの蒸し暑さを感じる。 樹林に囲まれ展望は弱いが、樹間の北東に見えているのは惣見山だろう。


          
           急坂が続く・もうすぐ頂上                   合使山の頂上


 下山は往路を戻る。 急坂はズルズルと滑るが、それほど危険なところもなく、滑り具合も楽しみながら降りて行く。登山口の急坂は、左脇へエスケープしながら降りてみたら、足場も安定しており歩きやすかった。 林道を散策気味に下り、駐車地に到着は11時50分。往復は、ロスタイムや滞在等を含み約2時間30分。

 この山は、荒れた急坂から始まり、さらに続く急坂を登って行く。ザレ場の登りは腕力も使い、足よりも腕が疲れる山だった。新設の三角点は、なんとなくうれしい気分です。 結果として登山口まで車で行けたと思われるが、天気も良く、散策気味に林道歩きはいい季節でした。

人知れず 散りゆく花や 走り梅雨

 今日の花たち
             
           タニギキョウ            ヒメナベワリ           ヤマシャクヤク(花後)


             
          オオキヌタソウ             ハイノキ              オトコヨウゾメ


             
       ラショウモンカズラ           ササバギンラン              キンラン


             
         コケイラン              エビネ                 エビネ


 下山後の近隣にて(クリック拡大)
             
        サルメンエビネ            サルメンエビネ              キエビネ



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