（かくれ名山：63山目）祖母山障子尾根・緒方町倉木地区にある山
大規模林道・町境・登山口 ～（１時間50分）倉木山 往復 ： 行程 3 時間 50分
かくれ名山でも、百山レベルのいい山がある。祖母山から北に延びた障子尾根の北端に、高度差が６００m
あり、それなりに難しそうな倉木山がある。かくれ名山なので、夏場は避けていたが冬らしくなったので登
る事にした。
緒方町の南部を通る大規模林道を西に走り、烏岳トンネルから約２.５㎞行くと、竹田市との境界付近に登
山口があった。駐車場所がないので３００mほど戻り、道路脇の広場に停めて登山開始。９時５０分。立派
な舗装道路を１０分ほど竹田方向へ歩き、山側に分岐するコンクリ道から入山。
倉木山方向 登山口（コンクリ道を）
コンクリ舗装はすぐ途切れ、続く作業道は１００mほどで終わり、それらしい山道に変わる。 あたりは植
林帯だが、判りやすく赤テープがあって、踏み跡もしっかりしている。沢を左に渡り、沢沿いの岩の多い道
を進む、朽ちかけた案内板に従って、また沢を右に渡り、わずかな尾根を越え西側の沢を２度ほど渡ると、
勾配がきつくなり高度を上げていく。
沢音が遠くなり、いつのまにかカシの大木が散在する「カシの森」を登っている。岡藩・中川公の命によ
り植えられたらしい（たぶん炭の材料）。カシに混じってヒメシャラの木もあり、なぜかうれしい。体が暖
まってきたので、防寒着を脱ごう。ひと休み。１１時。
沢を渡って カシの森を登る
再び杉やヒノキの植林帯を登り、主尾根と合流する。とたんに、冷たい北風が強く吹きつけて頬や耳が痛
い。再び防寒対策。手袋２枚でもしびれてくる。急勾配で植林帯の尾根登りは、寒く単調で長く感じる。
樹間から時々西側の山が見え隠れしているが、全体像が見えないので妙に不満。
尾根に取り付いて２０分ぐらいだろうか、やっと頂上に着いた。１１時５０分。登山口から１時間５０分。
植林帯の尾根 倉木山の頂上
とにかく寒さから避けたい。南斜面に木洩れ日のわずかな陽だまりを見つけてホッ。そして、昼食。気温
３℃。頂上は北風で体感温度は氷点下。
残念ながら眺望はほとんどダメ。樹間からわずかに見える景色をつないで・・・、くじゅうかな？ 越敷
岳かな？
くだりは、往路を戻り、降り着いて、モコさんのところに、ほとんど１４時。都合４時間１０分。かくれ
名山でも、充分に登山した感じ。
【 頬をさす 尾根の北風 倉木山 】
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