コース途中の 雨乞岳（750m） 烏帽子岳（821m）
（大分百山：№97）大分市野津原と豊後大野市大野町との境の山々 = ２回目
四辻峠・登山口～（15分）雨乞岳～（30分）烏帽子岳～（30分）鎧ケ岳～
～（10分）車道～（50分）４辻峠 ：行程 2 時間 40分
今年の梅雨は雨が降らず、記録的な少雨が続いている。雨乞いの祈願でも？と雨乞岳に、さらに足を延
ばして、烏帽子岳と鎧ケ岳に登って、大分百山の２順目は季節を変えての登山。 野生のランに遭えない
かな～。
野津原町石合から県道２６で、大野町境の四辻峠に到着。県民の森を貫く『平成パークライン』と交差す
る四辻交差点。そこが登山口。近くの『香りの森博物館』は、去年の秋閉鎖された。
登山口には手入れされた花壇があって、季節の花が咲いている。そこから丸木階段が上に延びている。さ
あ登ろう。８時５０分。
鎧ケ岳（烏帽子岳から） 四辻峠・登山口
いきなり急坂の階段登りから始まる。あせらずペースをつかもう。 「おやおや、ホタルブクロがかわい
い」。１０分ほどで、第１ピークに着き足慣らしをして、さらに階段登りを約５分。雨乞岳（750ｍ）の頂
上。四辻峠から一気に１００ｍの高さを登ってきた。
どんよりと曇っているが、雨は降っていない。「雨乞いに登ってきました。空梅雨で困っています。どう
ぞ降らせてください」。と、雨乞いの祈願？。
丸木段の急坂 雨乞岳の頂上
雨乞岳の頂上から今度は一気の下り坂。コースは県民の森として、よく整備されており、とても歩きやす
い。坂道の変化を楽しみながらのファミリーコース。「この赤紫の花は？ ムラサキシキブだろう」。 ２つ
ほどアップダウンして、急坂に変わる。 ここも高度差１００ｍぐらいあり、１５分ほどの喘ぎで烏帽子岳
(821ｍ）の頂上。雨乞岳から約３０分。振り向けば、先ほどの雨乞岳や香りの森博物館などが見える。ひ
とやすみ。
コースにはクサリもある 烏帽子岳の頂上
前方に、これから向かう鎧ケ岳が見えている。ふたたび急な下り坂で、一気に鞍部に降りつくと、標識
があり浄水寺へのコースを分ける。前回は鎧ケ岳の帰りに、ここから車道を経て、『ぼたん桜まつり』の
えぼし公園に降りたコース。
野鳥の鳴き声を聞きながら、稜線のアップダウンを楽しむ。これは気持ちがいい。 鎧ケ岳の頂上が近く
なって、露岩が多くなってくる。「野生のランに逢えないかな～」「これ、ケイビラン？」まだつぼみだが
、パチリ。 岩場の急坂を登りつめて鎧ケ岳（847ｍ）の頂上。１０時１０分。四辻峠登山口から約１時間
２０分。「ヤッホー」南側に豊後大野市が広がり、遠くに祖母・傾山系がかすんで見える。
気持ちのいい稜線歩き 鎧ケ岳の頂上
さて、下山は？。ガイドブックでは、往路を引き返すが・・とあるが、このまま延長して、車道に降りら
れるのではないだろうか？。頂から西側にコースが延びているのが見える。「よっしゃ、これを降りてみよ
う」。 同じように立派に整備されたコースを、どんどん下り、１０分ほどで車道『平成パークライン』に
降りついた。そこには『鎧ケ岳登山口』の標識があった。雨乞い祈願が効いたのか、雨が降り出した。「し
まった。夜だけ降らして。というのを言い忘れていた」。
車道への下り 車道に出た（鎧ケ岳登山口）
車道は東側にゆるやかな下り坂。途中で、オオバギボウシやカワラナデシコの赤・白などにも遭遇し、車
道歩きもそれなりに楽しいものです。約５０分で元の四辻峠登山口に着いた。１１時３０分。ぐるっと２時
間４０分。車に戻って本降りになってきた。雨乞い祈願の効果覿面。
【 空梅雨に 祈願登山や 雨乞岳 】
今日の花たち（鎧ケ岳縦走）
ムラサキシキブ イワガラミ ケイビラン（つぼみ）
スイカズラ オオバギボウシ カワラナデシコ（白）
その他（写真省略）
ホタルブクロ シコクママコナ チダケサシ カワラナデシコ ニワゼキショウ
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