鎮南山（536m） 2004 年 1 月 18 日（日） 晴れ ＝ ２回目
（大分百山：№74）臼杵市南部・津久見市との境界・臼杵市民の山
福良・登山口 ～（60分）山庵寺～（30分）鎮南山 ～（15分）塔ノ尾～
～（20分）リトル鎮南～（20分）登山口 ： 行程 4 時間ちょうど
土曜日の朝までの雪は、山間部では大雪になり、くじゅう方面の山もスバラシイだろうと思うけど、登山
口までのアプローチが困難だ。行けそうな楽しい山はないかな？「臼杵の鎮南山に行こう。」 前回は姫岳
まで足を延ばしたので、鎮南山の知らないコースが残っている。リトル鎮南なども行ってみたい。
臼杵から津久見に抜ける国道の途中から、右に分岐して舗装の道を上がると、市営の墓地があり、その先
に駐車場がある。 １０数台が停まっており、山でなにかイベントでも？ とにかく、支度をして登山開始。
９時１０分。
塔ノ尾から見た鎮南山 高速道路を跨いで登山口
高速道路を跨ぐ橋を渡って登山道に入る。すぐに、Ｙ字分岐があるが、どっちを行っても構わない、前回
はそれが判らずちょっと不安になり、人が通って行った右を行った。この登山道には、何度も分岐点がある
がいずれも一緒になるので、どの道を登ってもいいようである。
今回は、すべての分岐は左コースを取ってみる。植林地の中を通る幅の広い道を登る。３合目あたりで合
流し、小さな分岐と合流を繰り返し、４合目あたりからは１本道を緩やかに登る。臼杵登山会の何合目案内
標やベンチなどもあり、自然林を楽しみながら気分がいい。６合目あたりから、雪が目に付くようになった。
「ありゃ～、こん山も雪じゃったんかぁ」。
２合目あたりの植林帯 ７合目あたりで雪が
山庵寺へ
登り始めて、何人かの下山する人たちとも、挨拶を交わしてすれ違い、臼杵市民の山と言うのを実感する。
「先にお寺に行っちョきよ、雪がみごとじゃけん、解けんうちに」。おせっかいのような気もするが、情報
をくれている。確かに、今日は気温が上がりそうなので、先に山庵寺に寄っていこう。
８合目の水呑み地蔵さんの分岐は、直進してお寺へのコース。 梢からバサバサと雪解けが落ちてくる。
「ウヒャ～、まともに降りかかったらタマラン」バンダナを帽子から垂らして襟首を守る。山庵寺に着いた。
１０時１０分。登山口から１時間ちょうど。 情報の通り、山庵寺の境内は１０センチぐらいの積雪があり、
静かでなにか厳粛な気配を感じる。
山庵寺の鐘楼 お堂の前で
【 雪ありて なほ静かなり 山庵寺 】
鎮南山へ
お堂の横から、鎮南山への直登コースがある。雪の中に踏み跡があり、山道が延びているのが見える。コ
ースの入口には『急坂ですが、がんばって』とある。まさかの雪に、アイゼンを持って来なかったが、大丈
夫だろう。植林帯の中の急坂を少し滑り気味に登る。おっと、前方の竹が雪で倒れて通せんぼしている。ど
う回り込もうか？
何とか、目の前の竹は回りこんでクリアしたが、その上でまた、行けなくなった。
あと、５分ぐらいで、
頂上に辿り着けるのに。元に戻り、別ルートで・・これもダメ。 結局、４０分ロスして山庵寺に戻り、水
呑地蔵へと引き返すコースの途中から、頂上への分岐コースに入る。
やがて、塔ノ尾からのコースと合流して、尾根を西へ行く。あと、200ｍぐらいから急坂になり、雪道が
すべるが、ロープが手助けしてくれてなんとか頂上に着いた。１１時３０分。
雪で倒れた竹が通せんぼ 頂上直前
東の展望所に行って、津久見方面の景色を楽しむが、岩の上は雪があって上がれない。すぐ後ろから２０
人ぐらいの団体が、ガヤガヤと登ってきた。狭い頂上に居り場がなくなり、そそくさと下山。
鎮南山の頂上
塔ノ尾へ
１５分ほどで、塔ノ尾に着いた。１２時ちょうど。臼杵市民が登山回数を競って登る鎮南山は、この塔ノ
尾のこと。毎日登る人も多く、ボックスの登山記録帳には、１日に２回分の記載もあり面白い。
臼杵湾の景色がすばらしい。くじゅう、由布も見えるが、ぼんやりと霞んでいる。頂上には、石鎚、尺間
の両社が祀られており、なぜか、西洋風の鐘がある。臼杵市民じゃないけど、また来ます。
塔ノ尾の頂上
リトル鎮南へ
急坂をジグザグに降りて、水呑地蔵から本コースを下る。 ４合目で、リトル鎮南コースへと分岐し、少し
登って頂上。１２時３０分。第１展望所・リトル鎮南とある。かわいいネーミングがいい。頂上からの見晴
しもよく、塔ノ尾よりも視点が低くなったと言う感じ。塔ノ尾で撮り損なった臼杵湾の景色を改めて撮る。
リトル鎮南の頂上 見下ろす臼杵の市街地
今日は、雪で一部のコースは踏破できながったが、鎮南山を知り尽くして、１３時１０分。無事に降りつ
いた。４０分の無駄遣いを含めて４時間ちょうど。
【 臼杵市で まさかの大雪 鎮南山 】 
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