今日は一日中雨の予報で、山登りは無理だろう。 由布山麓にサクラソウが咲いている頃だ。 珍しい花に
も逢えるかもしれない。春の花たちに逢いに行こう。
由布岳南（正面）登山口の駐車場には、雨なのにツアーのバスが３台停まっていた。さすがというか、営業
上の絡みでしょうか、取り止めはむつかしいのでしょう。自家用車は、非常に少なく７〜８台程度。 あたり
は、霧雨が降り続き非常に寒い。
由布山麓の草原
野焼き後に、うっすらと緑が広がって、春の訪れを感じるが、気温はずいぶんと低いようだ。霧雨の南山麓
に入り、お目当てのサクラソウ群生地へと向かう。
まず、小さなセンボンヤリが目に入ってきた。雨が嫌いなのでしょうか、花は半分閉じて花びらの裏がピン
ク。これは気にいった。 続いて、キスミレの群落だが、雨に濡れて下向きになっているのが多い。軽くはた
いてやると、いくぶん顔を上げるので、「ハイ、ホーズ」、カメラに収まります。
センボンヤリ キスミレ
広い草原の中に、弱い踏み分けが出来ているので、花などを踏まないように、なるべくその道に従う。
淡い赤紫のヤマエンゴサクが見えてきた。アップにしてみると、複雑なつくりになっているのに驚く。そし
て、お目当てのサクラソウ。「咲いてるよ〜。咲き始めだ」。全体では、一分咲き程度かな。群生は去年より
広がっているように感じた。 アマナは、チューリップと同じで、薄暗いと花を閉じてしまっている。
ヤマエンゴサク サクラソウ アマナ（閉じている）
エヒメアヤメとバイカイカリソウは、まだ咲いていなかった。
少し離れた場所だけど、ぜひともオキナグサに逢いたい。 「ありました。咲いていました。逢いに来まし
たよ〜」。 去年と同じ場所に、静かに咲いていました。
オキナグサ オキナグサ
【 濡れそびれ されど紅さす 桜草 】
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