（かくれ名山と九州・大分百名山）くじゅう連山の２山 三俣山＝３回目
長者原登山口 〜（90分）指山 〜（90分）三俣北峰〜（20分）大鍋〜
〜（20分）小鍋の淵〜（60分）雨ヶ池〜（70分）長者原 ：行程 ちょうど 7 時間
注意： 小鍋縁〜雨ケ池への道は、通行規制になっているようです（2011年5月）
情報（リンク）：長者原ビジターセンター
指山が親指で、三俣が４本の指の「げんこつ」になるらしい。長者原からいちばん近い山。さすが、ミヤ
マキリシマのシーズンで、７時前に着いたのにやっと停められた。支度をして、トーテムポールのある登山
口から入山。７時１０分。
指山（手前）と三俣山 登山口
早朝の清々しい空気の中、スガモリに向かう標準コースの舗装路には、前後に登山者がいる。２０分ほど
で、指山自然観察路へと左に分岐。ここからは２人だけになった。
アセビとリョウブの自然林だが、無許可整備工事の指摘で中途半端に整備されている。ここも２０分ほど
行くと、指山登山路の案内標があり、右に分岐して、次第に勾配を増しながらジグザグに登って行く。辺り
の景色が欲しくなる頃から、樹木に切れ間が多くなり、黒岩山から長者原への俯瞰が楽しめてきた。道脇に
ミヤマキリシマも見え始める。
指山へ分岐点 ミヤマキリシマが目立ってくる
まわりのミヤマキリシマが多くなり、勾配も緩やかになって、指山の頂上に着いた。８時４０分。ここま
で、１時間半。
頂上は丸っこい台地で、中央にちょっとした岩がシンボルのように在る。満開をちょっと過ぎてはいるが、
ミヤマキリシマの群生が見事だ。１０数人がくつろいでいる。
南には三俣山、硫黄山、先週の星生山が間近に、また、足元には長者原が箱庭のように見える。 指山は、
なんとなく忘れられそうな山だが、登ってみるとなんとスバラシイこと見直した。
指山の頂上 背後は三俣山
【 指山も 三俣に負けじと 咲き競い 】
２０分ほど頂上を楽しみ、三俣へ向かう。一度大きく鞍部に下って、北峰から延びる尾根に取り付く。い
きなりの急勾配で、一息、ひと息のペースを強いられる。
指山の頂上から４０分ぐらい行くと、 ５m岩場の難所がある。今年の早春にハシゴを懸け、その補強をす
る為にと、福岡県のボランティアグループと、前後して岩場に着いた。「登りやすくなったでしょう」と。
さらに急勾配は続き、木の枝の助けと四足歩行が主体となる。岩が多くなり、迷いそうな分岐も慎重に登
って三俣の北峰に着いた。１０時３０分。
岩場の難所 三俣の北峰直下
一呼吸入れて、鍋底に向かうため、本峰との鞍部に降りる。鞍部を直進すれば本峰へと上っていくが、こ
こを左にさらに下りて、爆裂火口跡（ガイドブックの表現）に降りついた。１１時。
上からは何度か覗いた、その鍋底に降りたのだ。グルッと３６０度が火口壁になっており、実に不思議な
光景だ。北峰側のミヤマキリシマが見事だ。咲き遅れのシャクナゲが淡いピンクで目立つ。本峰,北峰にい
る登山者、お鉢めぐりしているのも見える。
鍋底で頂上？写真
しばらく鍋底を楽しんで、小鍋へと向かってみたが、踏み跡がなくなり、大鍋小鍋の淵に上り、大船と坊
がツルを眺めながら昼食。大船も平治もミヤマキリシマでピンクに染まっている。
１２時ちょうど。小鍋の淵を巡って雨が池へと向かう。ドウダンツツジのトンネルを期待したが、白ドウ
ダンの花付きが良くない、赤ドウダンはそこそこで半分満足。
シャクナゲも ドウダンも
お鉢めぐりコースから分岐して、一気に雨が池へと急降下。 滑りやすいので、足元に気を遣い、木の枝と
握手を繰り返して慎重に。かわいいピンクのスズランのようなヨウラクツツジがいたるところに咲いている。
シリモチは付かずに雨が池に降り着いた。１３時。九州自然歩道に合流し、長者原に向かう。なんと、人通
りの多いこと、大勢の人とワイワイがやがや長者原に着いた。１４時１０分。ちょうど７時間。
今日の花たち
ミヤマキリシマ ヨウラクツツジ ツクシドウダン
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