高塚（1587m），前岳（1334ｍ）
（九州百名山：№37 大分百山：№1）くじゅう山系：庄内町白水鉱泉から
白水鉱泉・黒岳荘 ～（40分）雨堤～（20分）上峠分岐～（110分）風穴～
～（60分）高塚～（40分）上台～（100分）前岳 ～（80分）登山口 ：行程 9 時間 30分
１回目は男池から高塚の往復（’01,9,1）、２回目は山開きにあわせて、白水から前岳の往復（’02,4,29）。
３回目の今回は、黒岳のフルコースで、周回と縦走を計画。ちょっと不安なコースもあったので、山開きで
人が多そうな日（去年と同じ日）を選んで出かけた。
高塚頂上（背景は大船山）
長時間になりそうなので、朝早くに出かけて、まつり会場の指定駐車所に６時半に到着。 ふだんなら、
登山口となる黒嶽荘の近くに停めればいいけど、今日は、ちょっと離れた駐車場となっている。
６時４０分、登山口に向けて出発。黒嶽荘からの南裾野周りへの、脇道コースが判らない。去年の記憶
で分岐を行って見たら水神様。別の分岐はロッジへ、足元では野良犬がついて回る。黒嶽荘の人に聞いて
やっと判った。
登山口（黒嶽荘）を７時ちょうどに出発と、しておこう。その先の分岐もちょっと迷ったが、テープを
頼りに進む。野良犬は先行しながら、まるでガイド犬？のように。どこまで付いて来るやら？いや、ガイ
ドしてくれるやら。
古い林道に合流し、その林道もいつの間にか登山道らしくなり、４０分ほどで、雨堤という湿地ポイ所
を通過。林の中にヤマシャクヤクが咲いている。 すこしづつ高度を上げながら上峠分岐に着いた。８時
ちょうど。休憩。ガイド犬？（柴犬系の雑種、６～７歳のオス、首輪なし、健康状態：良好）もその先で
休んで待っている。
雨堤コース入口 ガイド犬？ 上峠分岐付近
ここから、勾配がきつくなり、ペースを考えながらの登りで、チョイ休みすると、ガイド犬も、振り向
いて待っている。
１時間ほどの手強い上りは緩やかになり、今度は沢に向かって下り始める。もったいない。きれいなミ
ツバツツジが初夏の陽に映える。また、少しずつ上りながら、岳麓寺コースと合流して、拠点の風穴につ
いた。１０時ちょうど。
もうすぐ岳麓寺コースと合流 岳麓寺コースと合流 風穴へ
未知のコースだったが、ほぼ、予定時間で到着できた。もちろん、ガイド犬のおかげ？だ。とにかく先
導してくれた。何人かが、「お宅の犬ですか？」と。「かってにガイド犬」です。 あげる物が無いので
飴玉を・・２つ、たべた。
ここから黒岳の主峰高塚までは、２回目のコースなので様子は判る。「行くよ！」。また、先行してい
く。かわいいやつだ。
コースは、ガレ場の足元と、急勾配の上りで、ロープを使いながら上る。こたえる。前台でちょっと勾
配が楽になったが、改めて、また急勾配でペースが落ちる。
犬は先に行ってしまった。上で待っているのだろう。（スタートから３時間半も付き合ってくれている）
天狗の分れでメインコースを離れ、高塚へのショートカットコースを進んだ。犬には、このコースに入っ
たのが判らなかったろうか、見失った。戻りながら、少し探してみた「ジョ～ン」、「タロ～」と、ダメ
だった。急にさみしくなった。犬との別れ。
高塚に上りついた。１１時２０分。（ここまで、４時間２０分）。大船山がすぐ隣、三俣、平治と雄大
だ。狭い頂上には何組かがくつろいでいて、落ち着かないので、お昼はもう少し先に行ってからにしよう。
高塚への急登 高塚の頂上
前岳へは未知のコースで、健脚コースとある。 多少の不安はあるが天気は良し、 時間にも余裕はある。
出発～ツ。急坂を下りテープと踏み後をたどる。迷うことはなさそうだ。 上り返して上台に着いて昼食。
１２時２０分。 先ほどの高塚と天狗岩を望みながら「うまい」。 天狗の頂上でバンザイしているのが見
える。
上台からは、すごい急坂を下りに下る。雨で濡れていたら難儀するだろう。上台ウツシという鞍部に降
りつき、下台やら幾つかアップダウンを繰り返しながら、前岳へと上っていく。このあたりからシャクナ
ゲが多くなるが、まだ蕾の状態。
やっと、前岳に登りついた。１４時２０分。（高塚から昼食ロスを除いて、２時間２０分）。オヤツと
休憩、２０分。
高塚を下り縦走へ 前岳の頂上
下山しま～す。ここからは、去年のコース。去年のシャクナゲは裏年でサッパリだったが、いいぞイイ
ゾ今年は表年だ。下るに連れて感嘆句の連続。このために登って来たのだから。
満喫しながら急坂を下り、足がガクガクしながら、黒嶽荘に降り着いた。１６時ちょうど（前岳からの
下り、１時間２０分）。
ガイド犬は？居ない。さらに車まで歩いて、１６時１０分。よく歩きました。 合計 ９時間３０分。
ヤマシャクヤク シャクナゲ
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