（九州百名山：№51）熊本市の北部
林道峠 ～（30分）二ノ岳～（20分）林道峠～（30分）三ノ岳～（20分）林道峠
： 行程 2 時間 20分
正月は九州百名山ぐらいに登りたい。手ごろな山が熊本にある。国道５７を行き、熊本市の中心部をかすめ、
県道１号で金峰山の横を通って林道に分岐し、二ノ岳・三ノ岳の鞍部にある峠に着いた。
二ノ岳と三ノ岳
今日は穏やかな冬日和になる予想だが朝は寒い。支度をして二ノ岳にかかる。９時１０分。頂上に続く尾
根道は九州自然歩道として整備されており、勾配のところは丸木階段など、判りやすく登りやすい。植林帯
と自然林が入り混じり、樹木の説明板なども設けられて、ファミリーコース。
二ノ岳登山口 植林帯の丸木階段、低木はアオキ
頂上近くになると、谷から吹上げてくる北風が冷たい。頬かむりで耳を守り、手袋は２枚重ねにして、岩
の現れた山らしい上りを行く。と、言っても登り始めて約３０分で頂上に着いた。
もうすぐ頂上 二ノ岳頂上
１等三角点と祠、ベンチ、方位盤など。なぜか頂上にケルン。頂上からの眺めは素晴らしく、有明海の全
貌と対岸に雲仙普賢岳が浮かんで見え、南西方向に天草の島々も。天気が良すぎて、春霞のようにモヤって
いるのが少し残念。
天草の島々 有明海と横島町の埋め立て地
【 二ノ岳の 天草望む 冬日和 】
二ノ岳から降りて、今度は、三ノ岳へと取り付く。１０時２０分。この山もニノ岳から続く九州自然歩道
なのでコースは心配ない。左側が開けているので、有明海や下界を眺めながら登れて楽しい。前方には三ノ
岳の頂上も見えている。
三ノ岳登山口 正面に三ノ岳頂上
坂道がきつくなり、丸木階段で登り、岩が目に付くようになって頂上に着いた。この山も３０分弱。
頂上展望広場の奥まった森の中に４等三角点があった。ここにもベンチや横に祠があり、新年参りの形跡
もある。頂上からの眺めは、二ノ岳とほぼ同じ景色。さらに霞みが増えて、雲仙普賢岳は見えなくなってし
まった。
丸木階段は意外と登りにくい 三ノ岳頂上
林道の峠に降りついた。１１時３０分。２山のセットで２時間２０分。九州百名山の登山というには、ち
ょっと物足りない。でも、さすがと言うか、１０人ぐらいの登山者と会った。くたびれは、登山よりも往復
の運転の方が大きい。
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