（九州百名山：№46）熊本県高森町（阿蘇山地）上色見大戸尾根コース
上色見・登山口 ～（15分）避難小屋～（１時間40分）根子岳東峰
復路：同じ ～（１時間30分）登山口 行程 ： 4 時間 20分
大戸尾根コースは、東峰から南に派生した尾根なので、秋風が立って涼しくなるのを待っていた。今日も
まだ残暑が厳しそうだが、そういつまでも待っていられない。
根子岳の全容（南側から）
高森町上色見の農道終点が登山口。牧場ゲートのクサリを外して、コンクリートの牧道を歩き始めたら、
里から８時のミュージックサイレンが聞こえてきた。牧道を１５分も登ると、目立たない避難小屋に着く。
そこを巻き上がって、牛の糞に気をつけながら牧草地を抜けると、本格的な尾根コース。
上色見・登山口 避難小屋の横を
自然林と草原を交互に登り続ける登りの一辺倒。草地では秋の草花たちが和ましてくれる。ノギク（ヨメ
ナ）を掻き分け、萩やススキ、ハバヤマボクチもユニークで愛嬌がある。ここらで一休み。
だんだん日差しがきつくなって南尾根は暑い。潅木林の日陰に入るとホッとする。左前方の樹間から、天
狗峰の威容が見え隠れし始めワクワクする。コース唯一の難所？岩場に懸かるハシゴとロープ場を越えると
ススキ原のジグザグ登り。
秋の草花を分けて 岩も目立つ
頂上が見えているようで、それがなかなか縮まらない。大戸ノ口峠コースと合流して、さらにススキ原を
直線的に登り、頂上に着いた。１０時ちょうど。
東峰の頂上 東峰頂上横の岩で
すごいスゴイ眺め。西側に天狗峰がそそり立っている。登れるわけはないけれど、間近に見る根子岳の象
徴に、しばし目を奪われる。数年にひとりの命を奪っている難コースの岩峰。惹かれるものがあるがそれは
それ、普通の人はこの東峰だけです。周りを見渡せば、雲海に浮かぶ祖母やくじゅう連山もすばらしい。
景色をごちそうに添えて昼食。次々に登山者が登って来る。いい山だ。
天狗峰 雲海に浮かぶ祖母山
下りの南尾根は、さすがに暑い。自然林の木陰で生き返りながら、登山口に降り着いた。１２時３０分。
【 根子岳の 天狗に延びる ススキ尾根 】
へ もどる